鳥取県といえば砂丘のイメージが強いですが、実は鳥取県は梨の名産地でもあります。
特に、国内ナンバーワンの生産量を誇る二十世紀梨は鳥取の特産品の1つです。
今回は、そんな二十一世紀梨の特徴や歴史をご紹介します。
□二十世紀梨はどのような梨?特徴をご紹介します!
鳥取県で栽培されている二十世紀梨は、淡く透き通るような黄緑色の見た目の梨です。
梨の中でも果汁が多く、酸味と甘みがマッチした爽やかな味わいが特徴的です。
また、シャキシャキとした食感で甘さだけではない魅力があります。
美味しさの秘訣は栽培管理にあるとされ、栽培から出荷までをまとめた動画もありますので、気になる方は確認してみてください。
二十世紀梨は国内では関西方面を中心に、海外では台湾や香港、アメリカなどに輸出されています。
ハウスで栽培されているものは8月上旬から中旬が旬で、露地で栽培されるものは8月下旬から9月中旬が旬です。
梨は冷やしすぎると甘みを感じにくくなるため、室温での保存をおすすめします。
食べる2、3時間前に冷蔵庫に入れ、少し冷やして食べると美味しく食べられるでしょう。
□二十世紀梨の持つ歴史とは?
二十世紀梨は、明治21年に千葉県で偶然発見されたことで栽培が始まります。
当時の梨は、皮が茶色の赤梨が主流でしたが二十世紀梨は淡い緑の梨でした。
そのため、珍しい淡緑色で柔らかい肉質とジューシーな食感を持つ美味しい梨として注目を集めていたそうです。
二十世紀梨という名前は、二十世紀にもなれば梨の王様になると期待され名づけられました。
鳥取県で、栽培が始まったのは明治37年のことです。
その後、栽培される中で黒斑病と呼ばれる病気の流行や第二次世界大戦中の資源不足などの課題を乗り越え、100年以上栽培されています。
二十世紀梨に限らず、梨の栽培管理は年中通して行われる大変な作業です。
冬には、枝を整理し実をつける準備のためにせん定を行い、春には人工授粉で実らせるよう作業を行います。
実が無事になれば、実の中から良いものを見極めて摘果の作業に移ります。
さらに、摘果を終えても実が病気にならないよう、袋掛けし、病害虫や自然災害から梨を守ります。
こうして細部まで気を配ることで出来上がる二十世紀梨は、生きた芸術品だと称されることもあります。
□まとめ
今回は、二十一世紀梨についてご紹介しました。
機会がありましたら、甘みと酸味をもった鳥取県の二十世紀梨をぜひご賞味ください。
鳥取県にいらっしゃる際には二十世紀梨だけでなく、当社の駅弁もおすすめですので、ぜひお試しください。