鳥取県はらっきょう生産数国内トップクラス!鳥取県のらっきょうについてご紹介!

鳥取県は、実はらっきょうの生産数が国内でもトップクラスであることをご存知でしょうか。
鳥取県の名産品と聞くと、海鮮や梨をイメージしやすいですが、鳥取県はらっきょうの名産地でもあります。
今回は、鳥取県のらっきょう栽培が盛んな理由やらっきょうの生産についてご紹介します。

□鳥取県はらっきょうの生産数が日本トップクラス!らっきょう栽培が盛んな理由とは?

らっきょうは、鳥取県の中部や東部の砂丘地で栽培されています。
特に盛んに栽培が行われているのが、鳥取砂丘に隣り合う福部町です。
福部町では、ご当地食品として砂丘らっきょうも栽培されています。
場所によって栽培される品種は異なり、細長く大玉のらくだ系や丸く児玉の玉系らっきょうなど複数の種類があります。

鳥取県で、らっきょう栽培が行われるようになったのは江戸時代だという説が有力です。
江戸時代に参勤交代に参加した大名が、当時幕府が薬草や薬草木を栽培していた小石川薬園から持ち帰ってきたとされています。
らっきょうは、生命力の強い植物です。
砂丘地や荒廃地など水が少ない場所でも栽培できるため、一部の農家が自家用に栽培し始めたとされています。

鳥取砂丘は、起伏が激しく表面温度と気温に差があり、植物にとっては過酷な環境です。
そのような環境下でも、らっきょうはたくましく根を張っています。

□らっきょうはどのようにして生産される?砂丘らっきょう生産の流れをご紹介します!

らっきょうの植え付けは、気温が高くなり始める7月下旬から8月末ごろまでの間に手作業で行われます。
真夏の日差しの中で、1玉1玉植え付けていきます。
1人で1日に植え付ける数は、平均1万球とされています。

秋頃になると、砂丘らっきょうは美しい花をつけます。
らっきょうの花は紫色で、一斉に咲いた花は砂丘のラベンダーと呼ばれるほどの美し
い景色を作り出します。
冬になると、らっきょうは氷点下の中、日本海からの厳しい風や雪に耐えながら春を待ちます。
冬が厳しいほど、らっきょうは色白で引き締まるのです。
らっきょうの収穫は冬を越えた後、翌年の5月から6月になると行われます。

□まとめ

今回は、鳥取県のらっきょう栽培についてご紹介しました。
鳥取県は海鮮や梨だけではなくらっきょうも名物として知られています。
過酷な環境の中で育った鳥取県の新鮮ならっきょうをぜひご賞味ください。
また、当社ではかにを使用した駅弁を販売しておりますので、そちらもぜひ一度お試しいただけると幸いです。