鳥取県米子市にある長い歴史をもつ神社とは?賀茂神社天満宮と宗形神社をご紹介!

鳥取県には様々な有名な神社があることをご存知でしょうか。
神社と聞くと、隣の島根県にある出雲大社が全国的にとても有名ですが、鳥取県にも有名な神社があります。
特に今回は、鳥取県の中でも米子市の神社をご紹介します。

□米子最古の社が見られる賀茂神社天満宮

賀茂神社天満宮は米子鎮守の神として信仰されてきた米子最古の神社です。
この神社は国道のすぐ近くに建っていますが、境内に足を踏み入れると、とても静かで荘厳な雰囲気が漂っています。
この神社は社殿の建立や修復など、歴代の米子城主から手厚い保護を受けています。

戦国の時代に老年になっても子供がいなかった野田翁次郎という方が、この神社に祈願したところ八十八歳に子宝に恵まれました。
このことが評判になり、漢字の八十八に因んで米子という地名が生まれたという説があります。

古くから賀茂皇大明神と称えていましたが、明治元年における神社改正によって賀茂神社と名前を改めました。
その後、昭和36年には稲荷神社天満宮を合祀し、賀茂神社天満宮と改称しました。

また、境内には米子三名水の一つである宮水が湧き出ており、祓え神事や開運願掛けのお水取り行事があり、自由に水を汲み取れるため一年を通して多くの客が参拝します。
この宮水は住古より当神社境内に湧き出て、上水道が普及するまでは飲料水として町民に親しまれてきました。

□海上安全の神様を祀った歴史ある宗形神社

宗形神社は晩秋の紅葉の時期に行くことをおすすめします。
境内の木々は紅く染まって、美しい紅葉スポットになります。

宗形神社はとても古い歴史を持つ神社であり、約1000年前の延喜式紙名帳には伯耆六社のひとつとして記載されています。
御神徳には武運長久と海上安全があります。

戦国時代には武将からの寄進も多く、古川元春は武運長久を祈願して桃型兜を奉納し、今でも社宝として納められています。
神社の裏山にある宗像古墳群には3個の前方後円墳と22個の円墳が見つかっており、貴重な古代遺跡も多数出土している歴史ある場所にもなっています。

□まとめ

今回は鳥取県の中でも米子市の神社をご紹介しました。
賀茂神社天満宮は米子という地名が生まれたという説があり、宗形神社は美しい紅葉スポットにもなっており、どちらも古い歴史を持った神社です。
米子市の神社巡りをする際には、ぜひこの神社を訪れてみてください。
また、当社ではかにを使用した駅弁を販売しているので、ぜひそちらを食べてお腹を満たしてから神社巡りをしてみてください。