鳥取市のしゃんしゃん祭りはどのようなお祭り?歴史と合わせてご紹介します!

日本の夏の風物詩の1つにお祭りが挙げられます。
お祭りは地域によって様々な文化を持っており、特に鳥取市のしゃんしゃん祭りは傘踊りを行うことで有名です。
そこで今回は、鳥取市のしゃんしゃん祭りについての情報や歴史をご紹介します。

□鳥取市のしゃんしゃん祭りはどのようなお祭り?

鳥取市のしゃんしゃん祭りは毎年8月に鳥取市内で開催される夏祭りです。
その夏祭りでは、因幡の傘踊りという鳥取県の東部地方に伝わっている、誰でも簡単に踊れる様に改良した華麗な傘踊りを見られることで有名です。
この傘踊りでは、しゃんしゃん傘というひとつひとつ手作りの傘を使っており、これは竹で組まれた骨組みに和紙を張って、赤と青で塗られており、金銀の短冊によって飾り付けられています。
全ての骨の真ん中あたりには鈴が傘を閉じたときに重ならないように少しずつずらして取り付けられていて、踊りの要所でしゃんしゃんという音が鳴り響きます。

この夏祭りの名前の由来は、温泉地である鳥取で「お湯がしゃんしゃん沸く」ことと踊りの最中に「鈴がしゃんしゃん鳴る」ことの2つの響きによるものです。
会場には4000人超が集まり、色鮮やかな傘と鈴の音とともに踊る姿はまさに圧巻です。
2014年には最大の傘踊りとして当時の世界記録を塗り替え、今では日本全国でも有名な夏祭りです。

□鳥取市のしゃんしゃん祭りの歴史

しゃんしゃん祭りは当初、鳥取祭という名前で傘踊りも行われていませんでした。
昭和36年に商工復興を目的として生まれた鳥取祭は市中でのパレードを主としていて、市民が参加する機会が少なく盛り上がりにかけたものでした。
そこで大衆化を目的として、鳥取県の東部地方に伝わっている因幡の傘踊りを誰でも参加して簡単に踊れるように改良しました。

当時の鳥取市長である高田勇氏は、横枕地区の高山柳蔵氏に踊り歌の作成を依頼し、現在のきなんせ節を完成させました。
この新しい傘踊りは、昭和39年の鳥取市庁舎新築落成を記念して発表されました。
昭和40年からこの踊りを取り入れた祭りを行うことになり、その祭りの名前を広く募集したところ、先ほど説明した由来からしゃんしゃん祭りという名前に決まりました。

□まとめ

今回は、鳥取市のしゃんしゃん祭りについての情報や歴史をご紹介しました。
この夏祭りでは約4000人が色鮮やかな傘と鈴の音とともに踊る素晴らしい姿を見れます。
この夏祭りに参加する前にお腹を満たしたい方は、ぜひ当社のかに飯や鳥取牛弁当などの駅弁をご賞味ください。