日本で一番人口が少ない県である鳥取県ですが、逆に子育てはしやすい環境と捉えることもできます。
鳥取市はどのような少子化対策をしているのでしょうか。
今回は鳥取市の人口状況や人口減少への取り組みをご紹介します。
子育て世代や移住を考えている方、鳥取について情報を集めている方は要チェックです。
□鳥取市の人口はどれくらいいる?どのような世帯が多い?
鳥取市は鳥取県の東側に位置し県庁所在地であり、最大の都市です。
鳥取市の人口は鳥取市のホームページから令和5年2月末日現在18,2824人であり、令和3年末日より約2300人の減少となり人口減少が進行しています。
理由としては、日本の少子高齢化と同様、高齢化と減少し続ける出生率があげられます。
他には進学、就職による県外流出によるものと考えられています。
鳥取県の有効求人倍率は高いですが、都会に比べると選べる職種が少ないため里帰りして就職することが少なくなってしまいます。
世帯数は81,689世帯となっており、世帯人数は2,23人です。
近年で見ると世帯数はあまり変わらず、人口がどんどん減っていく傾向にあります。
世帯構成で見ると平成2年から平成27年までの推移は独身、夫婦のみ、ひとり親と子供が増加傾向にあり、夫婦と子供は減少傾向にあります。
これは全国的にも同じ結果です。
□鳥取市は人口減少問題にどのように取り組んでいる?
人口を安定的に維持するためには出世率を上げるほかありませんが、効果が発揮され、目に見える状態にするためには時間がかかります。
そのため、少子化対策は長期化で行う必要があります。
鳥取市では結婚を希望しながらも相手に巡り合えない者に、良質な出会いの場を提供し、参加者の結婚までをフォローする婚活サポート事業を展開しています。
また、子育て支援機能の付加による商店街の新たな賑わい創出を目指し、県の協力も得て支援子育て支援施設「コモド」への支援をしました。
コモドは遊びの広場、キッズカフェ、託児サービス、各種教室、子育て相談、手づくり品販売等の機能を完備しています。
そして、若年層の都市部への流出の流れを変えるために、鳥取市地元企業就職PR動画作成助成金制度や求人情報を市のホームページにのせ、就職を支援しています。
さらに、市民の生活満足度向上のため地域の特性と魅力を生かす諸施策を進めることで、若い世代をはじめ多世代に選ばれるまちづくりを推進します。
例えば、市街地の生活機能の充実、中山間地域の振興、市内各地や都市間を結ぶ交通ネットワークの充実などを行っています。
鳥取県としては、子育て王国鳥取県の建国を宣言し、小児医療費の助成拡大や保育料無償化、在宅育児世帯への支援等、全国に先駆けた子育て支援を展開した結果、平成25年以降、7年連続で合計特殊出生率は1.6台を維持する等、回復傾向を維持しています。
□まとめ
今回は鳥取市の人口状況や人口減少への取り組みをご紹介しました。
人口減少は社会問題になっていますが、目に見えた政策を出している鳥取市は魅力的です。
観光して、住民や環境の雰囲気を見て移住を考えるのも良いでしょう。
その際はぜひ当社のかに飯や鳥取牛弁当をご賞味ください。
皆さまの旅をよりよいものにいたします。